生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。

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菌類の一種
菌類の一種
Ricoh Caplio GX
  2005.1.31
今回の西表島も今日が最終日。毎日のように歩いていた林道の途中に大きな木の幹が横たわっていて、それをまたいで通過していました。そのときにいっしょにまたぐ、倒木の凹みにややオレンジがかった小さな物が落ちているのに気付いたのは、何日目のことだったでしょうか?
 咲き終わった花の一部分が、たまたまそこに落ちているのだと思ったのですが、風に吹かれることもなく、毎日同じ場所にあります。それどころか、日に日に色が鮮やかになり、やや大きくなってきています。よくよく観てみると、どうやら倒木から生えた菌類のようです。それにしても、不思議な色と形です。
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2005.1.30
今回、西表島でお世話になっている宿の周りには、ヤコウボクが何本か植えられています。時期的に毎晩、ジャスミン系の甘い香りが漂ってきます。かなり離れた部屋の窓を開けていても、一晩中かなり濃厚な香りを届けてくれます。
沖縄にやって来た当初、この濃厚な香りを発して主を探したことがあります。しかし、これ程強い香りを放つ花は、もっと鮮やかで大きなものだという先入観から、辿り着くことが出来ませんでした。
 今晩も、陽が暮れ、闇が迫る同時に小さな白い花が開き始めました。
  ヤコウボクの花
ヤコウボクの花
Ricoh Caplio GX Speedlight
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リュウキュウイノシシ亜成獣
リュウキュウイノシシ亜成獣
NikonD100 VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED
  2005.1.29
イリオモテヤマネコを探しに森の中に入ったところ、渓流沿いでリュウキュウイノシシに出会いました。ウリボウと呼ぶ程小さくはありませんが、まだ成獣と呼ぶにはかなり早い個体でした。
 精悍というよりも、あどけないというのに相応しい表情に感じられます。このようなリラックスした表情を見せてくれたのは、日向ぼっこをしてたわけでも、昼寝をしていたわけでもありません。実は、左前脚が罠にかかってしまっているのです。散々、罠から抜けようとしたに違いありません。それにも疲れ、やや諦め気味の時だったのかもしれません。あと2週間無事に過ごせたら、今年の猟期も終わっていたというのに、無念に違いありません。
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2005.1.27
このところ、毎日西表の森の中を歩いています。私のメインフィールドの山原(やんばる=沖縄本島北部)は、舗装された林道が網の目のように走り、撮影のときも目的地までほとんど車で行くことが出来ます。しかし、西表島の場合、車の走ることのできる道路は、海岸線の一部だけ。あとはひたすら歩くしかありません。
 1月でも重い機材を背負って山道を歩いていると、かなり汗をかきます。蚊にも度々刺されます。そんな撮影の中での帰路、急に川の流れに出ることがあります。その太さで、凡その残りの道のりが分ります。西表島の場合、河口付近にはマングローブ林が発達していますから、川幅のあるマングローブ林に出会うと、あと歩く距離もわずかなのだと、ホッとする一瞬なのです。
  マングローブ林
マングローブ林
Ricoh Caplio GX
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イリオモテヤマネコの糞
イリオモテヤマネコの糞
Ricoh Caplio GX
  2005.1.25
前回に続いて、またイリオモテヤマネコの糞です。被写体は同じですが、状況は全く違います。前回は、自然の森の中、今回は、橋の欄干の上です。
 イエネコのイメージからは、糞は穴を掘って埋めるものですが、野生のイリオモテヤマネコの場合は事情が異なります。開けた場所や石の上など、わざわざ目立つ場所にします。これは、尿によるマーキング行動同様、自分の縄張りを主張する目的があるのです。
 それにしても、わざわざ橋の欄干に上って糞をする姿を想像すると、ちょっとユーモラスです。そんな姿を是非見てみたいものです。
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2005.1.17
西表島の南東部にある池の畔で、イリオモテヤマネコのものと思われる糞を見つけました。黒っぽい鳥の羽毛がたくさん含まれた獣の糞は、この島ではイリオモテヤマネコ以外はまず考えられません。
 余り新しいものではないようですが、池の畔の道とそこから分岐する道の交差する場所でした。周囲に草木の茂る池の見渡せる池の畔で、ヤマネコは何を考えながら、この糞をしたのでしょうか。
  イリオモテヤマネコ(?)の糞
イリオモテヤマネコ(?)の糞
NikonD100 DX Nikkor Fisheye10.5/2.8
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ゲーダ川上流の滝
ゲーダ川上流の滝
NikonD100 Sigma18-125/3.5-5.6 PL-Filter
  2005.1.16
ゲーダ川の滝の上に出ると、さらに2段目、3段目、4段目の滝が見られます。さらに滝壺の上には、木生シダのヒカゲヘゴが覆い被さるように生えています。その後ろには、オオタニワタリが着生したアカギの大木も見られます。
 下流側の滝よりも規模は小さくなりますが、なかなかの雰囲気が感じられます。水に洗われる岩壁には、ちょうど今の季節の咲く、ツワブキの花が満開でした。
 真冬の西表島を訪れる機会はあまりありません。しかし、冷たい水の流れる森もしっとりとした雰囲気で、決して悪いものではありませんでした。しかし、一方で、この滝に強い陽射しの降り注ぐ、梅雨明け直後の光景が、今から楽しみです。
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2005.1.16
西表島には、とてもたくさんの川が流れています。そして、その川には必ずと言ってよいほど、滝が見られます。マリウドやカンピレー、ピナイサーラなどの大きな、有名な滝もあります。一方、正式な名称もなく、あまり知られていない小さな滝もあります。
 今回、見に行ったのは、島の北東部を流れるゲーダ川にある滝です。河口から遡ること小1時間で、辿り着けます。落差10m程の西表島では、小さめの滝ですが、典型的な渓流環境が保たれていています。
 今年の冬の西表島は、雨が多く、水量も豊富です。この滝は、右側のほうが見た目は細いのですが、水量は豊富です。一方、左の滝は幅が広く、水量の多いときは目立ちますが、少雨が続き水量が減少すると、ほとんど枯れてしまうのだそうです。
 今夏、梅雨明け直後の水量の豊富なときに、ここにクレーンを持ち込み、迫力ある映像を撮影しようと計画しています。今回は、そのための下見なのです。
  ゲーダ川の滝
ゲーダ川の滝
NikonD100 Sigma18-125/3.5-5.6 PL-Filter
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ヤエヤマサソリ
ヤエヤマサソリ
NikonD100 DX Nikkor Fisheye10.5/2.8 Speedlight
  2005.1.15
八重山諸島に生息するもう1種類のサソリが、このヤエヤマサソリです。マダラサソリに比べると、ひと回り小型で、ずんぐりとした体型です。色彩も地味でパッとしませんが、八重山諸島の固有種です。一方、マダラサソリは小笠原諸島でも見ることが出来ます。
 生息場所は、このような森や林の朽木の中です。普通に、森の中を歩いている限りは、まずこの姿に出会うことはありませんが、朽木なのど樹皮を剥がすと、この姿を目にします。致命的ではないにしろ、森の中のあちらこちらの朽木の中にサソリが潜んでいると思うと、ちょっと不気味な気もしてきます。
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2005.1.15
今回の西表島での目的は、危険生物の撮影です。沖縄本島地方には生息しない、サソリやクモなどが被写体です。西表島の属している八重山諸島には、このマダラサソリとヤエヤマサソリの2種が生息しています。
 ヤエヤマサソリよりも、やや大型で、毒性も強いとされるマダラサソリの最も典型的な生息環境は、モクマオウの樹皮の下などです。和名の由来の斑模様と明褐色の体色は、このような生息環境ではカムフラージュの効果が高く、目の前にいても気付かないほどです。そして、このモクマオウは、海岸線の防風林に多く植えられていますから、人間との接点も少なくありません。
 というと、八重山の島々は、ハブやサソリの危険に満ち溢れているように感じるかもしれません。しかし、このサソリの毒性は決して致命的なものではなく、せいぜいハチに刺された程度なので、それ程心配するものではありません。
  マダラサソリ
マダラサソリ
Ricoh Caplio GX Wide-Converter
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新緑の山並とサトウキビの花穂
新緑の山並とサトウキビの花穂
NikonD100 Sigma18-125/3.5-5.6 PL-Filter
  2005.1.14
今日から4泊で西表島です。この時期のいつものように荒れる海を高速船40分余りで辿り着いた西表島は、北風と雨で出迎えてくれました。それでも、雨の合間を縫って撮影を続けていると、ときどき雲間から陽も顔を出すようようになりました。
 陽に照らされた山並を振り返ると、早くも新緑の気配が濃厚に広がっています。そして、その麓にはサトウキビの花穂が風に揺れています。
 普通、沖縄本島では新緑は3~4月に見られます。一方、サトウキビの花穂は、12~1月ですから、このふたつが同時に見られるということは、まずありません。野生の樹木と栽培植物との組み合わせですが、沖縄本島よりもさらに温暖な西表島ならではの、光景と言えるでしょう。
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2005.1.8
ビデオ撮影用のクレーンを購入し、山原(やんばる=沖縄本島北部)でテスト撮影をしました。クレーンとは、ビデオカメラを空中の任意のポイントを移動させながら撮影する装置です。大型のものは、撮影者とカメラを載せ移動撮影が出来ます。また、小型の物はミニクレーンとかジブとか呼ばれ、カメラだけを先端にセットし、地上にいる撮影者が操作するものです。
 今回は、今夏西表島で予定している滝の撮影のためなので、ミニクレーンの中でも、特に軽量小型のものを選びました。分解したときの全長は1.65mですが、組み立てると全長4.8mになる上に、本体重量は6.5kgとなかなかのスグレものです。これならば、西表島の渓流環境に持ち込み、落差のある滝の迫力ある映像をものに出来るでしょう。
 山原でのテスト撮影は、あまり天気に恵まれませんでしたが、それでも森の中を空中散歩するような面白い映像を撮影することが出来ました。
  クレーンを使用したビデオ撮影
クレーンを使用したビデオ撮影
Ricoh Caplio GX
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ソシンロウバイ
ソシンロウバイ
Ricoh Caplio GX
  2005.1.2
昨年も、実家に庭に咲くロウバイの花を元旦に撮影しています。そして、芯まで黄色い品種をソシンロウバイということを確認したのも昨年のことでした。
 花着きは、昨年のほうがよかったように感じます。しかし、今年は昨年にも増して天候に恵まれました。元旦から快晴となり、青空バックに、太陽光を受けた花がいくつも見られます。正に、和名の「蝋梅」に相応しい質感です。
 野生生物を相手にした撮影をしていますと、その生物の条件だけではなく、気象条件にも撮影結果は左右されます。被写体、撮影者、気象の3つの条件が揃って、初めて納得のいく結果が得られるのです。さて、今年のフィールドでは、どのような出会いが待っているでしょうか?
 明日からまた、亜熱帯沖縄での生活です。
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2005.1.1
3年続きで、東京で新年を迎えました。前日の大晦日の午後に降った雪が残る中、快晴の元旦となり、なかなか爽やかな新年の景色です。
 写真は、私が永年使ってきた実家の自分の部屋からの眺めですが、実際に住んでいた9年間で、このような元旦の景色を観た記憶はありません。一昨年は、2日に雪が降った記憶はありますが。
 このところ、リコーのコンパクトデジカメを愛用しているため、この南島漂流記の撮影データにも頻繁に登場します。そのため、もう長いこと使用している気がしますが、昨年、一昨年の東京の正月の写真は、ニコンの一眼デジカメで撮影しているんですね。この機種が登場したのは、昨年5月末ですから、当然と言えば当然なのですけど。今年もたくさんの新製品が登場することでしょう。その中で、この機種のように使用頻度の高い魅力的な道具に出会えるといいのですが、今から楽しみです。
  元旦の朝
元旦の朝
Ricoh Caplio GX
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