生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。

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少しずつ陽も長くなりつつあるのを感じます。今年はどんなすばらしい撮影シーンが待っているのでしょうか?楽しみです。
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イワサキクサゼミ
イワサキクサゼミ
NikonD1X Sigma16/2.8Fisheye Speedlight
  2003.4.30
日本でいちばん小さなセミ、イワサキクサゼミが、沖縄本島南部で発生のピークを迎えています。体長わずか15mm前後と、一般的なセミのイメージからするとかなりのミニチュアです。隣に大型のニクバエがとまると、両者にはあまり差が感じられないほどです。
 八重山諸島では、早い年には3月上旬から鳴き始め、日本で最も早く鳴くセミでもあるのです。反対にイワサキゼミは遅い年には、1月に入っても鳴いていることがありますから、沖縄でセミが全く鳴かないのは、2月のひと月だけということになります。
 八重山諸島では何処でも見られるごく普通のセミですが、一方の沖縄本島では、南部のごく一部の地域だけにしか生息していません。そして、この地域から生息範囲を拡げることはほとんどありません。また、主な生息環境のサトウキビ畑では、特にこれといった防除もしていませんが、数十年前に比べて生息密度は、かなり低下したと言われています。
 日本一小さな体には、いくつもの特徴と謎を秘めているのです。
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2003.4.23
久しぶりに沖縄本島の北部、本部半島先端近くにある海洋博記念公園の熱帯ドリームセンター内にある映像ホールまで足を伸しました。
 ここは、3年前に開かれた沖縄サミットに合せて改修された施設です。外観は物見の塔(バベルの塔)を模したもので、その2階部分に当ります。円形の空間を6つのゾーンに分け、山原(やんばる=沖縄本島北部)の自然環境をイラスト、写真、ビデオ映像などで紹介したものです。
 このイラストの資料映像提供並びに監修、スチル写真及びビデオ映像を提供しています。そして、この空間には石膏で出来た人物像が2体置かれています。一方はビデオ撮影、もう一方はスチル写真撮影をしています。設定上は、このスチル写真撮影をしているのが、私のようです。
 公の場でこのように作品が紹介されているのは嬉しいことなのですが、残念ながら、華やかな記念公園内においては、ほとんど知られてない施設のようです。昨秋、完成後初めて訪れたときに、中央ゲートの係員に所在を訊ねたところ「そんな施設はない」「うちはサミットとは無関係」という、なんとも寂しい返事返ってきたのでした・・・
  海洋博記念公園熱帯ドリームセンター映像ホール
海洋博記念公園熱帯ドリームセンター映像ホール
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
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アフリカホウセンカ
アフリカホウセンカ
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
  2003.4.18
私が沖縄にやって来て、いちばん見てみたかった昆虫がコノハチョウです。そのために足しげく通った本部半島の中心部、伊豆味集落。そこにある余り知られていない小道の両脇には、色とりどりのアフリカホウセンカの花が咲いています。
 とても幅の狭い道のため、車の往来も少なく、ちょっと現実の世界とは異質の空間と時が流れているように感じます。同じアフリカホウセンカの花でありながら、深紅から朱色、紅色、薄紫色まで、変化に富んでいます。そのような花が、一面地表を覆っているのですから、何度通っても見とれてしまいます。
 そして、この花にチョウたちが入れ代わり立ち代わり訪れるのなら、まるで夢の世界なのですが・・・モンキアゲハやオキナワカラスアゲハなどがときおり訪れる程度です。やはり、ここら辺がその環境に古くから存在する植物ではなく、近年、人為的に持ち込まれた栽培品種である所以なのでしょうか?
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2003.4.7
すっかり春本番となった、山原(やんばる=沖縄本島北部)です。この季節、既にピークを過ぎたとはいえ、山の中に入れば、ついつい美しい新緑に目を奪われがちです。しかし、春は林冠部だけではなく、当然のことながら林床部でも展開されています。
 そのような光景のひとつが、アブラガヤの群落です。そろそろ細かい小さな花が終わり、どの株にも褐色の小さな実が目立つようになってきました。熟した実は、人間が食べても、ほのかな甘味を感じることが出来ます。
 そしてこの実が、森に棲む多くの野生動物たちに栄養を提供しているのは、間違いありません。いろいろな野鳥の姿を目にしますが、中でもズアカアオバトが茂みに潜り込んで採餌しているのには、驚かされます。
 また、リュウキュウイノシシの好物でもあるようです。山原の森は昨秋、カシ(シイ)類が、実を着ける直前に近年稀にみる大型台風に直撃され、ドングリはほとんど供給されませんでした。そのような年は、いつもであれば山奥で冬を越すイノシシが頻繁に目撃されます。きっと少ない餌を必死に探し求めての行動の結果なのでしょう。しかし、このアブラガヤの実りによって、彼らも一息つけるのではないでしょうか。
  アブラガヤ群落
アブラガヤ群落
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5 ED
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