生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。

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少しずつ陽も長くなりつつあるのを感じます。今年はどんなすばらしい撮影シーンが待っているのでしょうか?楽しみです。
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砂浜を埋め尽すオカヤドカリの群れ
砂浜を埋め尽すオカヤドカリの群れ
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED Speedlight
  2002.8.21
今回の撮影の目的は、オカヤドカリの大集団。恐らく、この喜界島が日本で一番オカヤドカリの個体密度が高いようです。6~8月の大潮の晩になると、茂みからゾロゾロとオカヤドカリたちが海に向かって移動を開始します。日没1時間前後にその数はピークに達し、本当に足の踏み場もないくらいです。
 昼間は、テリハボクやアダンの海岸林の砂地や岩場に潜んでいるのですが、夕暮れが近付いて、オカヤドカリたちが姿を現すと、一体何処にこれだけ隠れていたのか無気味に思う程です。沖縄本島や八重山諸島で見るオカヤドカリに比べると、サイズは結構小振りなのですが、この大集団から受けるインパクトはかなりのものです。
 何故、喜界島はこれ程オカヤドカリの密度が高いのでしょうか?まず、基本的に生息環境に恵まれているのは間違いないでしょう。反面、生息に適した砂浜が島の中で限られているのも、局所的に見られる要因でしょうか。そして、大型の宿貝が少ないため、各々の個体が小型化して、空間と餌資源上、多個体の共存が可能になっているのかもしれません。
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2002.8.19
オカヤドカリの撮影のためにやって来た喜界島ですが、オカヤドカリの生息に必須の砂浜はあまり多くありません。ほとんどの海岸線が岩に覆われて、幅のある砂浜は限られています。しかし、その数少ない砂浜の中でも、空港に隣接するスギラビーチの景観はなかなかのものです。
 決して広いビーチではありませんが、自然の岩が防波堤のように並び、かなり大きな波でも和らげてくれているようです。深い碧色の荒れる外海とメロンクリームソーダ色の静かな内海のコントラストが絶妙です。
 この景色を見ていると、ゆったりした時の流れを感じますが、ゆったりとしているのは、人の生活も同じようです。まず、空港に着いて驚いたのが迎えてくれるはずのレンタカー屋さんが見当たりません。電話をすると、日にちを勘違いしてたのこと。そして、車の貸出でも事前の書類の記入はなし。チラッと免許証を見るだけ。返却時に免許証のコピーを書類に貼付けるだけで、車両の傷やガソリンの量の確認もなし…。何かこちらのほうが心配になってしまうような状況でした。そして、いちばん困ったのが、午後2時から5時の間は島中の飲食店が休みに入ってしまうこと。例え、「営業中」の札や暖簾が出ていようと、その時間帯に入っていく客のほうが常識外れなのでした…
  喜界島スギラビーチ
喜界島スギラビーチ
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED PL Filter
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琉球エアコミューターDHC8
琉球エアコミューターDHC8
NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
  2002.8.18
奄美諸島の喜界島にオカヤドカリの撮影のために出発しました。那覇から喜界島までは、直線距離にして300kmほどなのですが、交通の便は悪く、エアコミューター路線を乗り継いでしか行くことが出来ません。
 まず、那覇から奄美大島までが琉球エアコミューター(RAC)の20人乗りDHC8機。さらに奄美大島から喜界島までが、日本エアコミューター(JAC)の36人乗りSAAB340機。普段乗り馴れているボーイング737型機や、最近まで親しんでいたYS-11型機よりもさらにというか、はるかに小型です。私が初めて乗った飛行機は、幼稚園のときに羽田・北九州間のフレンドシップ機だったと記憶していますが、あれは何人乗りだったのでしょうか。
 しかし実際に乗り込んだ機内は、想像していたよりも普通の旅客機らしく、快適な旅でした。但し、運賃が往復で5万4千円と、ほとんど東京往復と変わらないのには驚きました。まぁ、この定員では致し方ないことだとは思いますが…。不思議だったのが、奄美大島・喜界島間は、実飛行時間5分程度の距離なのですが、高速艇やフェリーが就航していないのです。一日毎に鹿児島・奄美大島航路の大型船が喜界島にも立ち寄るだけなのです。沖縄の離島ではちょっと考えられないことです。
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2002.8.14
このところ、オカヤドカリの撮影のために、離島取材が多く、すっかりホームグラウンドの山原(やんばる)から足が遠ざかっていました。ところが今日の午後、東村での打ち合わせが入ったために、久しぶりに山原まで足をのばしました。
 打ち合わせの後も、ほとんど時間がなかったのですが、最近の行動パターンから、ふと海岸に降りてみました。そこの砂地にも、最近見慣れているオカヤドカリの歩いた痕がたくさん認められました。
 海岸林と波打ち際の間には、幾筋もの歩行痕が延びています。ほとんどの痕は、平行しているか、あるいは所々で交差しているだけなのですが、何カ所で放射状の不思議な痕が残っています。よく見ると、その中心にはハリセンボン(方言名:アバサー)の死骸がありました。どうやら、打ち上げられたハリセンボンに、雑食性のオカヤドカリが集まって来て食べた痕のようです。つまり、昨夜の宴の痕という訳です。
  オカヤドカリの歩いた痕とハリセンボンの死骸
オカヤドカリの歩いた痕とハリセンボンの死骸
Nikon D1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED
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田園書房サイン会
田園書房サイン会
Canon PowerShot G2
  2002.8.10
『週刊・日本の天然記念物』09号ヤンバルテナガコガネの発売を記念して、沖縄の田園書房宜野湾店さんで、サイン会を行いました。
 サイン会は私自身初めての経験ですし、書籍ではなく雑誌へのサインというのもとても珍しい企画で、果たしてどうなるものかと心配していました。しかし、午後3時の開始とともに、多くの方々にご参加頂きほっとしました。店頭の告知ポスターはもとより、TVや新聞での紹介、このサイトをご覧になって来て下さった方の中には、日頃お世話になっている方や、久しぶりにお目にかかる方などもいらっしゃって、本当に嬉しい限りでした。
 日頃は、私の本をどのような方々にご購入頂いているか、なかなか分かりません。今回は、実際に購入してくださった方と直接お目にかかれる貴重な体験でした。夏休み、子供達に人気のカブトムシの仲間という、とてもタイムリーなテーマですので、全国でどれくらいの方々にご購入頂けるか、とても気になるところです。
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