生まれてから19年間過ごした東京ですが、どうも都会の生活は苦手で落ち着かないものでした。そして、その東京よりも長くなった沖縄での生活が続いています。 しかし、長いからといって、その土地の人になることは出来ません。こうしてみると、本当に自分自身の落ち着ける居場所は何処にもないような、そんな気もしてきます。 でも、これからも沖縄に住み、あちらの島やこちらの島を転々としながら、野生動物たちの撮影を続けていくことに変わりはないでしょう。 その仕事にしても決して要領のよいものでなく、いつもどこかワンテンポずれたことばかりのように感じます。 ゆったりと流れていく時の中に浮かぶ、南の島での毎日を少しずつ紹介できればと思います。 しかし元来が怠け者で、夏休みの絵日記もまともに付けたことのない性格、どれくらいのペースで更新できるかは、当の本人にも全くわかりません。

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サシバの死骸
サシバの死骸
NikonD1X Sigma15/2.8Fisheye
  2002.1.27
山原(やんばる=沖縄本島北部)での撮影途中、林道でサシバの死骸を見つけました。頭から胸にかけてが、食いちぎられたようにありません。その犯人として考えられるのは、マングース、ハシブトガラス、ノネコでしょう。
 撮影地点は、本島最北端にほど近い、奥I号林道の奥集落側から約3km入ったところ。環境省などの調査でも、まだこの地域へのマングースの侵入は確認されていません。また、この食われ方は、カラスに因るものとも違うように思われます。従って、ノネコによる可能性が最も高いと考えられます。そのことを裏付けるように、すぐ近くの草むらからは、ネコ特有の尿臭も漂っていました。但し、ネコが直接元気なサシバを襲ったのか、あるいは車に激突し弱った状態で襲ったのかの判別は困難です。
 以前より問題視されてきた、山原のノネコ問題。折しも、今月から環境省と沖縄県によるトラップによる捕獲、一定期間後の安楽死処置が始まろうとしています。実際に、山原の林道周辺でのフィールドワークで、人間に捨てられて野生化したノネコを見る機会は少なくありません。中には、妊娠して大きな腹をした雌猫、子猫を連れて歩く母猫も見たことがあります。彼らの習性からして、ヤンバルクイナをはじめ、山原の野生動物に大きな脅威を与えているのは想像に難くありません。
 個人的にはネコ好きの私にとって、安楽死は決して心地よいことではありません。しかし、地球上で山原だけにしか生息していない固有種の動物たちの行く末を考えると致し方ないところです。野生化したノネコに罪はありません。彼らは、彼らの習性に従って生きているだけなのです。ネコを山中に捨てた人間が最大、唯一の悪人なのですが、現状として犯人を特定するのは困難です。ならば、同じ人間として本来そこに生息している野生動物たちに対するけじめ、責任として今回の措置は仕方ないことだと考えます。
 この映像を地元マスコミに持ち込んだところ、新聞では掲載直前まで進みながら、「リアル過ぎる」という理由で掲載が見合わされました。テレビでは一部にモザイク処理がされて放映されたのに極めて残念なことです。ここにアップした写真も内臓部分は少し焼き込んでありますが、これならば掲載の許容範囲だと感じられますし、是非、山原の真実を伝えてもらいたいのに、残念のひとことです。
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2002.1.23
3日前に逃げられてしまったクロツラヘラサギに、もう一度会いに行ってきました。前回と同じ干潟にセイタカシギといっしょに11羽が休んでいました。ところが、頭を後ろに向け、背中の羽毛の中に隠したままの姿でじっと動きません。ときおり顔を出し、羽繕いするものもいますが、ごく短時間のことでしかありません。
 ところが小1時間もした頃でしょうか、突然1羽が活動を始めました。それが合図だったかのように、ほとんどの個体がやはり活動を開始しました。それまでの静かな様子が嘘のように、水中にその特徴的な嘴を射し込んで餌を採ったり、左右に振ってみたりとちょっとユーモラスな感じを振りまいていました。
 かつて、かなりの珍鳥として扱われていたクロツラヘラサギですが、近年沖縄への飛来が時おり観察されています。沖縄の自然環境の保全も決して良好とは言えませんが、それ以外の生息地での環境悪化に因る現象なのでしょうか?そうでないことを祈りたいものです。
  クロツラヘラサギ
クロツラヘラサギ
NikonD1X Sigma500/4.5 X1.4テレコン
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咲き始めたカンヒザクラ
咲き始めたカンヒザクラ
NikonD1X Nikkor28-105/3.5-4.5 Speedlight
  2002.1.21
ここ4、5日、小雨混じりの天気が続き、いよいよ沖縄の冬らしい空模様となりました。ところが、北風は鳴りを潜め、気温は高いままでした。それが、今日になって気温が平年並みに下がり、やっと冬らしい条件が揃った感があります。
 そして、沖縄の冬を彩る要素として忘れてならない桜の花も咲き始めました。と言っても、沖縄の桜はソメイヨシノではありません。ヒカンザクラあるいは、彼岸桜と混同しないようにカンヒザクラと呼ばれている品種です。寒緋桜ですから、寒い季節に咲くのが当たり前。そのため、「日本で一番早い桜の開花!」などと報道されると、ちょっとおこがましい気もします。
 ソメイヨシノからは想像も付かない濃い緋色は、桜の花よりも紅梅や桃か木瓜(ボケ)に近い印象です。東京育ちの身には、桜らしくない印象がある反面、真冬の亜熱帯に咲く桜の花に相応しい色彩にも感じられます。ならば、抜けるような青空の下で開花して欲しいとも思うのですが、冬の沖縄近海の気圧配置からは致し方ありません。
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2002.1.20
新年早々、ネットオークションで熱くなってしまい、ニコンの最高級一眼レフデジカメD1Xを落札。一眼デジカメは、フルサイズCCDになるまでは買わないと決めていたのに…
 早速テスト撮影をと、前日の新聞で見た「那覇市南部の干潟でクロツラヘラサギとセイタカイシギ集団越冬」の記事を思い出し、現場へと向いました。いくつか思い当たる場所を回り、3箇所目で探していた集団を発見しました。早速、近くに車を停めると、運悪くクロツラヘラサギたちは、いっせいに飛び立ち、別の場所へと移動していきました。
 残ったセイタカシギたちにレンズを向けると、その数50羽以上。これまでに、単独のセイタカシギは撮影したことがありますが、これほどの大集団は見たことも撮影したこともありません。生憎、撮影距離は30m程あり、1羽1羽のディテールは判りません。そこで、1.4倍のテレコンバーターを装着し、合成焦点距離1050mmで撮影したのが、このカットです。
 撮影を始めたときは完全な曇天で、せっかくの脚の鮮やかな赤色があまり映えなかったのですが、日没直前になって陽が射し、なかなか印象的な光景が浮かび上がりました。
  越冬するセイタカシギ
越冬するセイタカシギ
NikonD1X Sigma500/4.5 X1.4テレコン
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カーエアコンON
カーエアコンON
Canon PowerShot G2
  2002.1.15
明け方から小雨が振ったり止んだりの生憎の天気です。小雨混じり北風が吹き荒れるのは、冬の沖縄の典型的な天気なのですが、今日は異常なくらいに気温が高く、風も穏やかです。日本列島全体が3月から4月の陽気に包まれているようですが、沖縄本島地方の日中の気温は25℃近くまで上昇したようです。
 今日の昼食は、下ろし生姜たっぷりの中味汁(豚のモツ)を注文しました。そのためもあってか、食後の車内はかなり暑く感じられ、汗を拭いながらついカーエアコンをONにしてしまったほどです。
 昨年もこの話題に触れましたが、本土との気温差が最も大きくなるのが、秋から冬にかけてです。ところが、実際の気温よりも沖縄の冬は寒く感じるものなのですが、どうも寒さの質自体が沖縄と本土では違うような気がします。沖縄でもこれだけ寒いのに、さらに寒い本土で耐えられるだろうか?と不安になるのですが、実際に行ってみるとそれほどでもないのです。
 このことは、夏の暑さにも言えます。天気予報の最高気温自体は、大阪や名古屋のほうが常に高いのですが、実際に肌で感じる暑さは沖縄のほうが厳しいのです。それは、恐らく陽射しの強さの差と、夏の気候が半年近くも続くことが原因のように思われます。
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2002.1.12
もうほとんど沖縄そば特集と化している今月の「南島漂流記」。もうひとつベスト3の番外編を紹介しましょう。それは、沖縄そば・ゆい、通称「ゆいそば」です。何故、番外編かと言うと、ベスト3は店ではなく特定のそばのメニューで選んだのですが、だし汁の味の好みで選ぶと、この「ゆいそば」なのです。その特徴は、トンコツこってり系とは対極にある、さっぱりだし系の味わい深いものです。
 敢えてどれかひとつメニューを選ぶとすると、「野菜そば」(\600)でしょうか。他の店の野菜そばの具が油炒めであるのに対して、この野菜は茹でただけのものなので、さっぱりだしの風味が邪魔されずに味わえます。しかも青菜を中心にたっぷり盛ってあるのでなかなかヘルシーです。ランチタイムには、すべてのそばメニューにじゅーしー(炊き込み御飯)、もずくなどのサービスも付きます。
 ゆいそばは、沖縄本島内に何店鋪もありますが、実は一昨年亡くなられた、沖縄の祭りの写真で有名な比嘉康雄さんのアイディアで始められたお店なのです。この日お邪魔した沖縄市の美里店(国道330号線沿い)は、ご自宅からも近い場所にあり、店内には比嘉さんがかつて写真を発表されていた雑誌『太陽』のバックナンバーなども揃えられていて、なかなか趣きのある雰囲気が漂っています。
  沖縄そば・ゆいの「野菜そば」
沖縄そば・ゆいの「野菜そば」
Canon PowerShot G2
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八重山そば・さくまの「野菜そば」
八重山そば・さくまの「野菜そば」
Canon PowerShot G2
  2002.1.11
もうこうなれば勢いで、私の好きな沖縄そばのベスト3の残りのひとつも紹介しましよう。浦添市牧港のバイパス(国道330号線)沿いにある、八重山そば・さくまの「野菜そば」(\600)がそれです。
 八重山そばだけに、麺は丸麺が使われています。その上に、キャベツ、にんじん、もやしなどを炒めた具が載っていますが、その中にソーキ(豚の肋)の肉片も入っています。時間を掛けて煮込んだもので、ホロホロの柔らかさです。しかし、このソーキの欠片はオマケみたいなもので、必ず約束されているものではなく、ときにはほんの小さな1片だけであったり、あるいはかなりの大きさのものが数片もの日があったりで、隠れた愉しみなのです。味はさっぱりしていますが、結構なボリュームがあります。
 そして、ほとんどのメニューに野菜の浅漬けとおからの小鉢が付いてくるのも気に入っているポイントです。特にこのおからが絶品で、それまでボソボソとした美味しくないものとしか思っていなかったイメージが一変しました。
 店内はテーブルと座敷がちょうど良い比率でアレンジされ、何処となく経営者のセンスが伝わってきます。私の事務所から那覇市に向かう途中にあるので、立ち寄る機会は最も多いのですが、あまり頻繁に食べて飽きてしまわないように、気を付けています。
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2002.1.10
今日の昼は、やはり私の好きな沖縄そばベスト3のひとつ「北中そば」(\600)を食べに行ってきました。店の名前もやはり「北中そば」ですから、この店を代表するメニューに間違いないでしょう。店の所在地は、北中城村仲順の中央公民館の近くです。
 特徴は、豚の中味(モツ)とキャベツ、もやし、椎茸などを炒めた具がややとろみをつけて盛ってあります。麺には、自家製麺工場で打ったもずくめんが使われています。もずくが混ぜられているため、通常の麺よりもややグレーというかベージュがかった色に見えます。味もさることながら、なかなかヘルシーな食材の組み合わせも気に入ってます。
 店内にテーブルは4つだけですが、座敷き部分が広く結構な収容人数です。そば以外の定食メニューもとても充実していて、昼食時はかなりの繁盛振りで、駐車スペースを確保するのに苦労します。私は10時開店のコザ(沖縄市)の店に買い物に行った帰りに、ちょっと早めに昼食タイムのピークを避けて、この「北中そば」をゆっくり味合うようにしています。他の充実メニューもひととおり試してみたいのですが、店に入ると、ついついいつもこの「北中そば」を注文してしまっています。
  北中そばの「北中そば」
北中そばの「北中そば」
Canon PowerShot G2
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前田食堂の「牛肉そば」
前田食堂の「牛肉そば」
Canon PowerShot G2
  2002.1.5
山原(やんばる)の撮影の行帰りにときどき立ち寄る「前田食堂」。国道58号線沿いの大宜味村津波にあります。
 そして、いつも注文するのが「牛肉そば」、通称「ぎゅうそば」(\550)。牛肉の細切れの他、もやしとねぎがたっぷりのコショウで炒められ、沖縄そばの上に盛ってあります。箸を付けてしばらく経たないと、麺にお目にかかれないほどのボリューム。私の好きな沖縄そばベスト3に間違いなく入る逸品です。
 前田食堂の常連客の多くはこの「牛そば」を注文しますが、それと人気を二分するメニューが「焼肉おかず」(\650)。豚肉をしこたまのニンニクで炒め、キャベツの千切りと目玉焼きが添えてある定食です。これまたかなりのボリュームで、学生時代、山原にいっしょに行った仲間はこちらを好む者のほうが多いくらいでした。しかし、夜通しの撮影や宴会のために疲れ気味の胃でこれを食べると、もたれてしまうことも多く、私は昔から断然「牛そば」派でした。
 前田食堂の気に入ってる点がもうひとつあります。店の造りが、実にシンプルというか質素なのです。20数年前に初めて寄ったときと基本的にほとんど変わりありません。30人も入れば満員の店内は、椅子とテーブルこそ新しくなりましたが、昔そのままです。人気が出ると、急に店鋪を改装して、メニューまで上品に変えてしまう経営者が多い中、なかなか味のある店なのです。
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2002.1.4
今年はじめて、山原(やんばる)へ撮影に入りました。沖縄の冬らしくない好天続きで、日中の気温も20℃近くまで上がり、なかなかの撮影日和でした。
 とは言え、やはり冬には違いなく、動物たちの活動はあまり活発ではありません。このような季節、森の中を歩いていて目に付くのは、鮮やかな木の実です。センリョウ、マンリョウ、アオノクマタケランなどの赤い実があちらこちらに見られます。
 そして、赤い実の種類には負けますが、青い実も負けじと美しい色彩を放っています。ルリミノキのなかまたちです。ルリミノキには数種類あって、葉の形状や実の着き方が異なるのですが、その識別はなかなか容易ではありません。その中で最もたわわに実を着けるのが、この写真の種なのですが、恐らくオオバルリミノキだと思われます。
 童謡では、赤い実を食べた小鳥は赤色に、青い実を食べた小鳥は青色になると歌われています。しかし現実の世界では、そのような鮮やかな鳥は食虫性のものが多く、木の実に集まってくるのは、どうも地味な色彩の鳥がほとんどようです。
  オオバルリミノキ
オオバルリミノキ
Canon PowerShot G2
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出揃ったサトウキビの花穂
出揃ったサトウキビの花穂
Canon PowerShot Pro90IS
  2002.1.1
2002年の元旦、天気予報では曇りの一日のはずでしたが、ときどき雲の合間から陽が射し、暖かな新年のスタートとなりました。
 この季節、冬の陽射しを受け、美しく輝いているのは、サトウキビの花穂です。11月21日の南島漂流記で、穂の出始めたことを書きましたが、今では畑一面を銀色に輝く花穂が覆っています。
 一部の離島では、既に製糖工場の操業が始まり、それに合せてサトウキビの収穫も始まっています。沖縄本島でも、今月から刈り入れが始まることでしょう。しかしそれ以前に、沖縄の冬特有の小雨混じりの強い北風によって、花穂が散ってしまうことがほとんどです。
 東南アジアや中米地域の安い労働力に依るサトウキビ栽培に太刀打ち出来ず、沖縄のサトウキビ畑は年々、狭まっています。加えて、農業従事者の高齢化によって、手入れの行き届いた畑も徐々に減ってきたように感じられます。一面に規則正しく花穂の並ぶ、撮影に恰好のサトウキビ畑も本当に少なくなりました。
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